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ハ行転呼音 はぎょうてんこおん

大辞林 第三版の解説

はぎょうてんこおん【ハ行転呼音】

歴史的仮名遣いにおいて、語中・語尾のハ行の仮名がその本来の発音から転じてワ行音に発音されること。また、その音。それが顕著になるのは一〇世紀以降のこと。「かは(川)」をカワ、「おもふ(思)」をオモウと発音する類。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

百科事典マイペディアの解説

ハ行転呼音【はぎょうてんこおん】

音変化の結果,語中語尾のハ行音がワ行音と混同され,歴史的仮名遣いではハ行の文字で表記されながらワ行音で発音される現象。この現象は個別的には早く《万葉集》にもみられ,〈潤八(うるは)河辺〉と〈潤和(うるわ)河辺〉の両表記がある。平安初期には,〈うるはし〉の語が〈うるわし〉と発音された。この音変化が一般の語にも及ぶようになったのは,10世紀末ごろからである。このため,その書き分けが仮名遣いとして意識されるようになった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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