バイオスフェア(読み)ばいおすふぇあ(その他表記)biosphere

翻訳|biosphere

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バイオスフェア」の意味・わかりやすい解説

バイオスフェア
ばいおすふぇあ
biosphere

地球上のあらゆる生物と、生物が存在する範囲を示す概念大気圏水圏地下までも含まれる。生物は、地表のほか水圏では水深1万メートルぐらい、地下では2~3メートルまでに集中的に存在しているが、バイオスフェアの幅は約20キロメートルという説もある。ここで生物どうし、生物と環境は、相互に影響を与えあいながらほぼ一定の状態を保っていたが、人間の行為によって、部分的、地域的に大きく乱れている。環境保全のためには、ゆるがせにできない概念である。生物圏生活圏ともいう。

[永戸豊野]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む