ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルト海沿岸諸国評議会」の意味・わかりやすい解説
バルト海沿岸諸国評議会
バルトかいえんがんしょこくひょうぎかい
Council of the Baltic Sea States; CBSS
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略称CBSS。バルト海沿岸諸国評議会は、1992年3月にコペンハーゲンでの外相会議によって設立された地域協力の協議組織。活動は年1回の外相会議を軸に、いくつかの分野別(新たに民主主義体制をとった国々への援助、経済・技術協力、人権問題、環境・エネルギー、文化交流・観光、運輸・通信)の専門家会合などからなっている。加盟国はデンマーク、エストニア、フィンランド、ドイツ、アイスランド、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スウェーデンの11か国および欧州委員会。そもそもこの協力関係はバルト海の環境保護という現実的な共通利害を有しているうえに、北欧会議などで地域協力の経験豊富な北欧諸国が積極的にかかわっており、また経済大国ドイツと政治的な大国ロシアが参加していることから、単なる実務協力という枠にとどまらず、冷戦後のヨーロッパ秩序再編に政治的影響力を及ぼしうる地域協力としても注目されてきた。
[広瀬佳一]
略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...
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