気運(読み)きうん

精選版 日本国語大辞典 「気運」の意味・読み・例文・類語

き‐うん【気運】

〘名〙 時世のなりゆき。事の進行状態の中で、一定方向をとろうとする傾向。まわりあわせ。時運。時勢
※授業編(1783)三「天地の気運(キウン)にあづかることにて」 〔曹植‐節遊賦〕

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デジタル大辞泉 「気運」の意味・読み・例文・類語

き‐うん【気運】

物事がある方向に進もうとする傾向。時のなりゆき。「政権交代気運が高まる」

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普及版 字通 「気運」の読み・字形・画数・意味

【気運】きうん

時の勢いのなりゆき。〔世説新語傷逝〕戴(逵)、林法師(支)のを見て曰く、未だからざるに、拱木已に積めり。冀(こひねが)はくは理緜緜(めんめん)として、氣(とも)に盡きざらんのみと。

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