出典 パラグライダー用語辞典について 情報
…メソポタミアの城市の市門も塔状の部分にはさまれるのが普通で,市壁にも塔がそなえられた。古代エジプトの石造神殿入口はピュロン(パイロン)と呼ばれる塔にはさまれていた。またその前には1対のオベリスクが建てられた。…
…一方,建物の一部をなす出入口には,格門,版門,歓門など各種の形式があり,それらはむしろ日本でいう扉や玄関の類型に属するが,言語としては今日でも両種の意味に用いられている。【田中 淡】
【西洋】
古代エジプトの神殿にはピュロンpylōn(パイロンpylon)と呼ぶ塔門があり,傾斜した壁面をもつ二つの台形の建物をつなぎ,その中央に戸口を設けていた。ナイル川上流に多数建造された要塞の門も,二つの塔のあいだに扉口を設ける形式をとっていた。…
※「パイロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」