パウルス6世(読み)パウルスろくせい(その他表記)Paulus VI

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パウルス6世」の意味・わかりやすい解説

パウルス6世
パウルスろくせい
Paulus VI

[生]1897.9.26. ブレシア,コンチェジオ
[没]1978.8.6. ローマ
教皇 (在位 1963~78) 。本名 Giovanni Battista Montini。 1920年司祭となり,ローマで高等教育を受けたのち,22年教皇庁国務聖省に入り,32年間勤めた。 54年ミラノ大司教,58年枢機卿,63年教皇となり第2バチカン公会議の推進に貢献,公会議の決定事項の実現に尽力した。教会合同の面では 64年にエルサレムでコンスタンチノープル総大主教,66年にはカンタベリー大主教と会見。 65年世界平和を求めて国連総会に出席,回勅を発し,66年には特にベトナムに言及した回勅を出し,67年の回勅では世界中の貧困地帯への援助を呼びかけた。 65年から結婚を中心とする教徒の道徳面での規則の改革を始め,68年の回勅で人工避妊を非として論争を呼んだ。晩年は,イタリアにおける離婚法の成立や,国民投票による離婚法の追認,ルフェーブル大司教の背叛など多難であった。

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367日誕生日大事典 「パウルス6世」の解説

パウルス6世

生年月日:1897年9月26日
教皇(在位1963〜78)
1978年没

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