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パラッツォ・ルチェライ パラッツォ・ルチェライPalazzo Ruccellai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パラッツォ・ルチェライ
Palazzo Ruccellai

イタリア,フィレンツェにある豪商ルチェライ家の邸館。1445~70年頃にジョバンニ・ルチェライの依頼でレオン・B.アルベルティが設計し,ベルナルド・ロッセリーノが工事担当者として建設した。古代ローマ建築,特にコロセウムなどに範をとり,ルスティカ様式の手法をやめて 3層とも規則的な石積みとしたなめらかな外壁は,下層はトスカナ様式,上層はコリント式ピラスターを用い,上部ほど軽やかにみえる工夫をしている。内部には方形の中庭があり,装飾的な各部分は古典的手法による調和を保つ。(→パラッツォ

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世界大百科事典内のパラッツォ・ルチェライの言及

【住居】より


[ルネサンスから近世――オテル,アパルトマンとテラス・ハウス]
 ルネサンス住宅建築の課題は,中世以来の左右非対称の平面構成を古典主義的な左右対称の壁面構成と両立させることであった。アルベルティはフィレンツェに建つパラッツォ・ルチェライPalazzo Rucellai(1446‐51)の正面壁面にローマのコロセウムに由来するオーダーとアーチの組合せのデザインを応用し,ルネサンス的な意匠をもつ都市邸宅の端緒を開いた。イギリスのスミッソンRobert Smythson(1535ころ‐1614)は,ホールを中心とする中世的な大邸宅に左右対称の壁面構成を与える試みを,ロングリート・ハウス(1568‐75ころ)等のカントリー・ハウスの設計を通じて行った。…

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