パラフィノーマ(読み)ぱらふぃのーま

家庭医学館の解説

ぱらふぃのーま【パラフィノーマ】

 美容整形のために、顔や乳房に注入されたパラフィンに対して、生体が反応してできた皮膚のしこりです。パラフィン注入は、第二次大戦後によく行なわれましたが、その後、シリコン類に替わったため、この病気は減っています。
 パラフィンに反応する細胞は組織球といわれ、炎症のときに局所に集まる細胞です。ですから、この病気は、皮膚を構成する細胞が増殖して生じる良性腫瘍(りょうせいしゅよう)とは異なります。
 治療は、しこりの部分を切除します。自然に消えることはありません。
 パラフィン注入後に、膠原病(こうげんびょう)のような症状が出た例(ヒトアジュバント病)も報告されています。パラフィノーマが疑われる場合は、皮膚科、または形成外科を受診しましょう。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

口永良部島

鹿児島県南部,大隅諸島,屋久島の北西約 12kmにある火山島。活火山で,常時観測火山。屋久島町に属する。霧島火山帯に属し,西に番屋ヶ峰(291m),東に最高点の古岳(657m)と新岳(626m)があり...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android