翻訳|paraffin
脂肪族鎖式飽和炭化水素(アルカン)およびパラフィンワックスparaffin waxのこと。パラフィンワックスは石蠟(せきろう)ともいい,アルカンCnH2n+2の炭素数nが約20以上のものの混合物で,常温では白色半透明の蠟状の固体(ときに結晶性)。融点45~65℃,比重約0.9。化学的には非常に安定,エーテルおよび熱アルコールに溶ける。パラフィン基原油の含蠟油留分を冷却して凝固したパラフィンを集めて精製する。地蠟として天然にも産し,褐炭,歴青炭にも含まれる。ろうそく,パラフィン紙,防水剤,薬用,クレヨン原料などに用いられる。炭素数10~20程度のパラフィンは重質ナフサのうちの軽質軽油から分離される。高度に精製したものは,流動パラフィンという。なお,炭素鎖に枝分れのないパラフィン(ノルマルパラフィン)のおもな用途を,表に示す。
→アルカン
執筆者:冨永 博夫
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[同義異語]アルカン
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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