ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パンダー」の意味・わかりやすい解説
パンダー
Pander, Christian Heinrich
[没]1865
ドイツの動物学者。ラトビアに生れ,ベルリン,ゲッティンゲン両大学に学ぶ。発生の初期過程で受精卵の表層が3つの層に分化するのを発見したことが契機となり,1817年に胚葉概念を提唱。これは,K.ベーアの打立てた胚葉説の先駆となり,近代発生学の基礎をおくこととなった。また,ベーアと共同でニワトリの胚発生に関する研究も行なっている。
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