日陰躑躅(読み)ヒカゲツツジ

デジタル大辞泉 「日陰躑躅」の意味・読み・例文・類語

ひかげ‐つつじ【日陰躑躅】

ツツジ科の常緑小低木。関東以西の山地の崖などに生え、葉は長楕円形で、枝先に集まって互生する。4、5月ごろ、淡黄色鐘状の花が咲く。さわてらし。

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精選版 日本国語大辞典 「日陰躑躅」の意味・読み・例文・類語

ひかげ‐つつじ【日陰躑躅】

  1. 〘 名詞 〙 ツツジ科の常緑低木。本州の関東以西、四国九州の山地に生える。高さ一~二メートル。葉は枝先に輪生状に互生し、長さ三~八センチメートルの披針形ないし長楕円形、薄い皮質で裏面淡褐色を帯び細かい腺鱗片がある。四~五月、枝先に淡黄色の漏斗(ろうと)状鐘形花が数個横向きに開く。花冠は約三センチメートル、先は五裂し、雄しべは一〇本。めしゃくなげ。さわてらし。〔物品識名拾遺(1825)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「日陰躑躅」の解説

日陰躑躅 (ヒカゲツツジ)

学名Rhododendron keiskei
植物。ツツジ科の常緑低木

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世界大百科事典(旧版)内の日陰躑躅の言及

【ツツジ(躑躅)】より

… ツツジ属Rhododendronは一般に,落葉性のツツジ類と常緑性のシャクナゲ類に分けられる。しかし日本では昔から,シャクナゲの名はホンシャクナゲの仲間のみに使われ,常緑であってもヒカゲツツジやゲンカイツツジはシャクナゲとは呼ばれなかった。ヨーロッパには中国やヒマラヤから常緑性のものが入って園芸化され,ロードデンドロンrhododendronの名は常緑性のものに使われた。…

※「日陰躑躅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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