ヒュペルボレオイ

百科事典マイペディアの解説

ヒュペルボレオイ

ギリシアの伝説的民族。北風(ボレアス)の彼方(ヒュペル)に住む。アポロンが冬をこの国ですごすといわれ,彼らは同神を深く崇拝する。ヘロドトスの伝えるヒュペルボレオイの供物の転送譚は〈琥珀(こはく)の道〉を反映したものか。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒュペルボレオイ【Hyperboreoi】

ギリシア伝説で,篤(あつ)くアポロンを崇拝する〈極北人〉。北風(ボレアスBoreas)のかなた(ヒュペルhyper)の四時光明に輝く国で至福の生を送っていると考えられた。前5世紀の歴史家ヘロドトスがアポロン誕生の聖地デロス島の住民の話として伝えるところによれば,かつてヒュペルボレオイは2人の乙女にアポロンへの供物を持たせてデロス島へ送り出したが,乙女たちが帰国しなかったため,以後は麦わらに包んだ供物を国境まで運んで隣国人に渡し,それをまた次の隣国人に転送してくれるようにと頼んだ。

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