ビラノーバ文化(読み)ビラノーバぶんか

世界大百科事典 第2版の解説

ビラノーバぶんか【ビラノーバ文化】

イタリア北部ボローニャの西方約8kmにあるビラノーバVillanova遺跡を標準遺跡とするイタリア鉄器時代初期の文化。その源は,後期ミュケナイ時代第III期に相当する前12世紀ころ,つまり青銅器時代から鉄器時代の移行期にあたる先ビラノーバ文化にさかのぼり,このビラノーバ文化が形成されるのは前11世紀ころで,前8世紀まで続く。文化の特徴は,火葬による遺灰を入れる骨壺片刃かみそり安全ピン(フィブラ),青銅製のベルトや小像にある。

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世界大百科事典内のビラノーバ文化の言及

【エトルリア美術】より

…イタリア中部のエトルリア(現在のトスカナ地方にほぼ相当する)を中心とした,古代民族エトルリア人の美術活動およびその作品を指す。起源は前10世紀に始まるビラノーバ文化にある。青銅器時代から鉄器時代への転換期に出現したこの文化は,イタリア中部を中心に栄え,円錐形を上下に組み合わせた黒陶骨壺を伴出する土壙墓に特徴を有し,前700年以降のエトルリア文化と共通する本質的要素を有していることから原エトルリア文化と見なされている。…

【タルクイニア】より

…エトルリア12都市同盟の中心的都市国家であり,前8世紀から前5世紀まで栄えた。最初に定住したのは鉄器時代初期のビラノーバ文化を担った人々で,前8世紀にエトルリア人が都市国家を形成した。ヘロドトスによれば,トロイア戦争直後にリュディアからエトルリア人を伴ったテュルセノスの兄弟タルコンによって建設されたという。…

※「ビラノーバ文化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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