ピュイドドーム県(読み)ピュイドドーム(英語表記)Puy-de-Dôme

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピュイドドーム〔県〕
ピュイドドーム
Puy-de-Dôme

フランス中部,オーベルニュ地域(レジオン)の県。マシフサントラル(中央山地)中部に位置する。旧オーベルニュ州北半およびブルボネ州,リヨネ州の一部からなる。県都クレルモンフェラン。中部の火山地域北部ではピュイと呼ばれる円頂の小火山が南北に並び,中央にピュイドドーム(1465m)があり,南部にはモンドール火山群があり最高峰はピュイドサンシー(1886m)。これら新第三紀第四紀の火山の基盤からなる台地上ではウシの飼育が行なわれ,チーズの製造が盛ん。観光も重要。火山脈の東側はアリエ川流域の平原で,コムギ,サトウダイコン,果樹,ブドウの栽培が盛ん。アリエ川支流のドール川流域はアンベールティエールなどの盆地を中心に牧畜地帯となっている。工業には農閑期を利用した手工業の特殊なものがあり,ティエールの刃物などが有名。その他,クレルモンフェランのタイヤ製造,繊維を中心とする工業がある。ロアイア,モンドール,ブルブルなどは湯治場。面積 7970km2。人口 62万9000(2008推計)。

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