ファラオ サンダース(英語表記)Pharoah Sanders

20世紀西洋人名事典 「ファラオ サンダース」の解説

ファラオ サンダース
Pharoah Sanders


1940.10.13 -
米国のジャズ演奏家。
アーカンソー州リトル・ロック生まれ。
本名Farrell Sanders。
祖父からピアノを学び、やがてドラムスクラリネット、16歳でサックスフルートを始める。1959年にカリフォルニアに移り、オークランド・カレッジで2年間学ぶ。この間にデューイ・レッドマンなどと演奏した。’62年にニューヨークに進出しラシッド・アリ等の前衛派と演奏し、’64年に「ファラオ」(ESP)を録音した。’65〜69年はコルトレーンのグループに参加し、その後自己のカルテッドを結成、’70年のダウンビート誌の批評家投票で新人賞を受賞、’80年代は西海岸で活躍した。その他の作品に「因果律」(Impulse)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android