フィレンツェ歴史地区(読み)フィレンツェれきしちく

世界遺産詳解 「フィレンツェ歴史地区」の解説

フィレンツェれきしちく【フィレンツェ歴史地区】

1982年に登録された世界遺産(文化遺産)で、イタリア中部に位置し、紀元前エトルリア人が創設した町。ローマ帝国の植民地時代を経て、12世紀には事実上の自治都市となり、15世紀にはルネサンスの中心地となった。13~16世紀の繁栄期に残された歴史的建造物は、町全体が「屋根のない美術館」と称されるほど貴重なものが多い。「花の聖母堂ドゥオモ)」と呼ばれるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂やシニョーリア広場、パラッツォ・ヴェッキオ(ヴェッキオ宮)などは代表的なものである。人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして、歴史地区全体が世界遺産に登録された。◇英名はHistoric Centre of Florence

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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