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フライヘル Freiherr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フライヘル
Freiherr

中世ドイツにおける下級貴族の称号。元来は自由身分出生を示す言葉であったが,やがて皇帝または諸侯から叙位状をもらって帝国自由身分に高められた貴族の称号となった。それ以後,伯 Grafの下位の下級貴族の一段階をさす言葉となり,通常男爵と訳される。英語では baronと訳される。

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百科事典マイペディアの解説

フライヘル

ドイツの爵位。男爵と訳される。語源はフランク王国の貴族の称号Freie Herren。のち,フライヘルはグラーフ(伯爵)に次ぐ下級貴族の称号として定着した。→爵位

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世界大百科事典内のフライヘルの言及

【爵位】より

…子爵の名は,中世初期に伯の職務を代行した役人vicecomesに由来し,ノルマン・コンクエスト後のイギリスではシェリフにこの名が適用されたが,これもやがて単なる爵位と化した。爵位の最下級のバロンに対応するドイツ語フライヘルFreiherrは,11世紀以降,グラーフの下に位置する騎士的な小領主層freie Herrenを指したが,彼らの一部は中世末期にグラーフへと上昇し,一部は家士(ミニステリアーレ)と融合することにより下級貴族の一称号となり,18世紀には皇帝直属の帝国騎士Reichsritter身分がフライヘルと呼ばれた。プロイセン改革の指導者シュタインの家門などがその例である。…

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