ブラウンパッチ(読み)ぶらうんぱっち(その他表記)brown patch

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブラウンパッチ」の意味・わかりやすい解説

ブラウンパッチ
ぶらうんぱっち
brown patch

芝草の病気で、正式の病名は葉腐(はぐされ)病であるが、通称ブラウンパッチとよばれている。ゴルフ場のグリーンなどに直径10センチメートル~1メートルの円形、褐色の枯死部を生ずる。枯死部の周縁は紫緑色から暗緑色を呈することが多い。夏の高温多湿時に発生が多い。病原はカビの一種でリゾクトニア・ソラニRhizoctonia solaniである。この菌はクモノスカビともいわれ、多くの作物を侵し、牧草類の葉腐病、野菜類の苗立枯(たちがれ)病、樹木類のくもの巣病をおこす。シバでは酸性土壌で発生が助長され、窒素質が多く、カリが少ないと発生が多い傾向がみられる。防除法は、根の発育を良好にするため通気をよくし、リン酸、カリ質肥料を多めに施用するほか、メプロニル剤、フルトラニル剤、バリダマイシン剤、アゾキシストロビン剤などの殺菌剤を散布または灌注(かんちゅう)する。

[梶原敏宏]

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