ブーシュデュローヌ県(読み)ブーシュデュローヌ(その他表記)Bouches-du-Rhône

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブーシュデュローヌ県」の意味・わかりやすい解説

ブーシュデュローヌ〔県〕
ブーシュデュローヌ
Bouches-du-Rhône

フランス南東部,プロバンスアルプコートダジュール地域 (レジオン) の県。県都マルセイユ。プロバンス地方,ローヌ川河口の地中海にのぞむ。北西部はローヌ川下流域で,石灰岩から成るアルピーユ連丘を境に,北側は灌漑による野菜栽培地域,南側はアルルの東に広がるクローの大平原で部分的に開発され,穀類栽培,ヒツジの飼育が行われる。南西部はローヌ川三角州地域でカマルグの湿地帯,バカレス潟から成り,動植物保護区がある。アシ原野でウマの飼育と牧童は有名であったが,現在は米作を主とし,ブドウも栽培する特殊な農業地帯を形成している。東部は石灰岩質の山脈によりいくつかの盆地に分れ,エクサンプロバンスの谷にはブドウ畑が多く,アーモンドが特産。南部のマルセイユ地区は,ベール潟を含み,港を中心に製油鉄鋼,機械,造船などの大工業地帯を形成し,海岸には保養地も多い。面積 5087km2。人口 175万 9371 (1990) 。

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