プレイステーション3(読み)プレイステーションスリー

デジタル大辞泉 「プレイステーション3」の意味・読み・例文・類語

プレイステーション‐スリー【プレイステーション3】

PlayStation 3》ソニー・コンピュータエンタテインメント社が開発したコンピューターゲーム機。プレイステーション2の後継機として平成18年(2006)に発売。セルブロードバンドエンジンと呼ばれるマルチコアプロセッサー高性能GPU、大容量のハードディスクを搭載。CDDVDブルーレイディスク再生が可能なほかブルートゥースワイファイなどのネットワーク規格に対応している。PS3。プレステ3。

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IT用語がわかる辞典 「プレイステーション3」の解説

プレイステーションスリー【プレイステーション3】

ソニー・コンピュータエンタテインメントの家庭用据え置き型ゲーム機。プレイステーション2の後継機種として、平成18年(2006)に発売。IBM東芝・ソニーが共同開発したCPU、ソニーとNVIDIA(エヌビディア)が開発したGPU、およびBlu-ray Disc(ブルーレイディスク)ドライブを搭載。また映像出力端子にはHDTV相当の高精細画像を出力するHDMIを備える。◇欧文表記は「PlayStation3」。略して「プレステ3」ともいう。また、「PS3(ピーエススリー)」ともいう。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

知恵蔵 「プレイステーション3」の解説

プレイステーション3

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が2006年11月に発売した家庭用ゲーム機。同世代ゲーム機のトップシェアを持つ「プレイステーション2」の後継機であり、それをはるかにしのぐ能力を持つ。CPU(中央処理装置)に、IBM・東芝と共同開発した「CELL」を採用、同価格帯のパソコンやAV家電以上に高度なグラフィックス性能を誇る。また、次世代光ディスク「ブルーレイディスク」(BD)ドライブを搭載し、安価なBDプレーヤーとしても高いニーズがあり、ハイビジョンテレビとの親和性から、ソニーAV戦略の中核を担う存在ともなっている。ただし、その飛び抜けた性能の代償として、本体価格はゲーム機としては比較的高価。発売当初はライバル企業の製品に比べ2万円程度高かったため、売り上げがはかばかしくなかったが、07年11月に、プレイステーション2とのソフト互換性を排除した廉価版を3万9980円(税込み)で発売、ようやく普及軌道に乗り始めた。ただし、普及台数では任天堂マイクロソフトなどの製品の後塵を拝しており、爆発的に普及したプレイステーション2のような、ゲーム業界での支配的な地位を得られないのでは、との声もささやかれている。

(西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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