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プロアクティブ療法 プロアクティブリョウホウ

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デジタル大辞泉の解説

プロアクティブ‐りょうほう〔‐レウハフ〕【プロアクティブ療法】

ステロイド剤を予防的に用いる、アトピー性皮膚炎の治療法。湿疹が改善した後も定期的にステロイド軟膏を塗ることで、皮膚の状態を正常に保つ。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プロアクティブ療法
ぷろあくてぃぶりょうほう

おもにアトピー性皮膚炎に用いられる予防的な治療法の一つ。急性期の症状が治まっても一定の周期でステロイド薬を使い続けることで寛解状態を維持し、再燃した場合の症状を軽減しようとするものである。アトピー性皮膚炎の治療は、湿疹(しっしん)などの症状がみられる急性期には、炎症反応をおさえ免疫抑制作用をもつステロイド外用薬やタクロリムス軟膏(なんこう)などを塗布し、寛解後は保湿剤によって皮膚の寛解状態を維持するのが通常である。しかしアトピー性皮膚炎患者の皮膚は非病変部であっても水分保持量は健常人に比べて少ない。また、病変部が一見治癒したようにみえても炎症反応は一時的に寛解したに過ぎず、組織学的にみると炎症が消失していないことが多い。そのため保湿剤を使用する段階にあって炎症が再燃することがしばしばで、その場合はふたたび抗炎症外用薬を使って治療するリアクティブ療法が必要となる。そこで急性期の症状が治まっても、抗炎症外用薬を一定の間隔をあけながら塗布し続けることにより、寛解状態を長期間維持し、また再燃したときでも症状を軽くできる。これがプロアクティブ療法で、長期的な維持療法として有用な治療法である。ステロイド外用薬を長く使い続けることの副作用が懸念されるが、少量を週に3回、次は2回、さらに週1回というように塗布する間隔をあけて処方することで、結果的にリアクティブ療法を繰り返すよりも少量ですむとされる。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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