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ヘスペルオルニス ヘスペルオルニスHesperornis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘスペルオルニス
Hesperornis

白亜紀後期の北アメリカにいた水鳥。体長約 1mで,飛ぶことはできなかった。カンザス州で 50個体以上もの化石が見つかって,生存時は群れをなしていたと考えられる。細い円錐状の歯をもっていて,指には鋭い爪と水かきがあった。強大な後肢は泳ぐのに適していた。いまのペンギンのように海中を泳ぎもぐって魚をとったらしい。陸上では浜辺に寝転ぶか,あるいは上体を伸ばして足で地面を押しつつ小さくジャンプして進んだといわれる。

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百科事典マイペディアの解説

ヘスペルオルニス

白亜紀後期の化石鳥類。体長1〜2mの海陸両生の水鳥。飛べない。鋭い爪(つめ)とみずかきを備えた強大な後肢をもち,歯は1個の溝の中に1列に並ぶ。魚をとるとき以外は,浜辺で過ごしたと思われる。

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世界大百科事典内のヘスペルオルニスの言及

【鳥類】より

始祖鳥
[真鳥類の出現]
 ジュラ紀からは始祖鳥以外に鳥の化石は見つかっていないが,次の白亜紀からは,少なくとも7目12科37種の鳥が知られている。そのうち,ヘスペルオルニスHesperornisというアビに似た潜水鳥とイクチオルニスIchthyornisというアジサシに似た海鳥は,始祖鳥と同様に歯をそなえていたが,その他のものはあらゆる点で完全に鳥であったようである。アメリカのカンザス州の白亜紀後期の地層から産出したヘスペルオルニスは,とくに上顎(じようがく)骨と下顎骨に歯が発達するが前顎骨には歯がない。…

※「ヘスペルオルニス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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