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ヘラガタヤムシ(篦形矢虫) ヘラガタヤムシPterosagitta draco

世界大百科事典 第2版の解説

ヘラガタヤムシ【ヘラガタヤムシ(篦形矢虫) Pterosagitta draco】

現生矢虫綱ヘラガタヤムシ科の毛顎動物イラスト)。暖海域の表層でプランクトン生活をし,黒潮水塊の指標種になっている。1属1種。体長はほぼ10mm,体幅2mm,体は筋肉が発達していて硬く,不透明である。顎毛は7~11対で,顎毛の内側に鋸歯をもつことがある。泡状組織が非常に厚く,頸部(けいぶ)より貯精囊まで達しているため頸部ははっきりしない。また腹神経節の外側の泡状組織には触手束がみられる。感触器官といわれる繊毛環は長円形で頸部から始まり,頭部とほぼ同長である。

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世界大百科事典内のヘラガタヤムシ(篦形矢虫)の言及

【ヤムシ(矢虫)】より

キタヤムシS.elegans(イラスト)は北海道やオホーツク海に広く分布し,親潮の指標種になっている。ヘラガタヤムシPterosagitta draco(イラスト)は体長の割合に幅が著しく広いのが特徴で,黒潮水塊の指標種になっている。イソヤムシSpadella cephalopteraは,特殊な性質をもち,内湾の浅い海底の石や海藻などに吸着突起で付着したり,表面をほふくして生活する。…

【毛顎動物】より

…世界で約110種,うち日本からは33種が知られている。キタヤムシ(イラスト),フクラヤムシ,ヤムシ,マントヤムシ,フトエリヤムシ,ヘラガタヤムシ(イラスト)などが日本近海に広く分布する。【今島 実】。…

【ヤムシ(矢虫)】より

キタヤムシS.elegans(イラスト)は北海道やオホーツク海に広く分布し,親潮の指標種になっている。ヘラガタヤムシPterosagitta draco(イラスト)は体長の割合に幅が著しく広いのが特徴で,黒潮水塊の指標種になっている。イソヤムシSpadella cephalopteraは,特殊な性質をもち,内湾の浅い海底の石や海藻などに吸着突起で付着したり,表面をほふくして生活する。…

※「ヘラガタヤムシ(篦形矢虫)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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