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ヘルムホルツ=ケルビン収縮 ヘルムホルツ=ケルビンしゅうしゅくHelmholtz-Kelvin contraction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘルムホルツ=ケルビン収縮
ヘルムホルツ=ケルビンしゅうしゅく
Helmholtz-Kelvin contraction

ガス体が,熱核反応や外部からエネルギー供給を受けることなしに重力収縮する過程。太陽や星の中心部で起っている熱核反応についてよくわかっていなかった 19世紀中頃,H.ヘルムホルツは,太陽の放射するエネルギーが重力エネルギーによって供給されると考え,太陽が何年ほど輝きうるかを計算した。太陽の光度は一定,その直径が地球軌道の大きさほどあってそれが現在の大きさにまで縮んだとすると,太陽の寿命は 2500万年となる。これは,元素の同位体比などの方法によって求められた年齢 45億年よりもはるかに短い。つまり,太陽の内部にはエネルギー供給があることを意味する。太陽のエネルギー収支を初めて物理的方法によって考案した歴史的意義は大きい。また,現代においても,核反応の寄与の少い場合の重力収縮過程にしばしば応用される。

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