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ヘレロ族 ヘレロぞくHerero

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘレロ族
ヘレロぞく
Herero

ナミビア,アンゴラ,ボツワナに住むバンツー語系の民族。人口約 18万と推定される。本来の居住地はナミビアの北部高原で,純粋な牛,羊,やぎの牧畜民であったが,1904年ドイツ軍による大虐殺とその後の逃亡の過程で人口は激減し,南アフリカの植民地支配下でいくつかの狭い地域に追いやられた。今日ごく少数が伝統的文化を残すにすぎない。伝統的に父系拡大家族から成る自律的な地域集団は1人の長に率いられる。祭司や首長職は父系で継承されるが,家畜は父系,母系の両方に相続される。各共同体の長は「聖なる火」を支配し,この火は女性祭司によって管理されていた。二重出自を認めており,通常,人々は外婚制父系氏族と外婚制母系氏族の両方に属した。伝統的には唯一神ンジャムビを信仰していたが,今日大部分がキリスト教徒である。

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