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ヘロとレアンドロス Ta kath' Hērō kai Leandron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘロとレアンドロス
Ta kath' Hērō kai Leandron

ギリシア神話の登場人物。セストスに住むアフロディテの女神官ヘロは,夜ごと対岸のアビドスからヘレスポントスダーダネルス海峡)を泳いで渡って会いにくる恋人レアンドロスを,塔にあかりをともして導く。しかし嵐の夜に塔のあかりが消えたことで,レアンドロスは波にのまれ,ヘロもあとを追って海峡に身を投げる。この悲劇はローマの詩人オウィディウスらによって伝えられ,のちにギリシアの詩人ムサイオスが悲劇的恋愛叙事詩とした。近代以降も,クリストファー・マーロー,J.C.フリードリヒ・シラー,フランツ・グリルパルツァーなどがこの悲劇を元に詩作し,ジョージ・ゴードン・バイロンの作品でも言及されている。

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