ベルガモット油(読み)ベルガモットユ

化学辞典 第2版 「ベルガモット油」の解説

ベルガモット油
ベルガモットユ
bergamot oil

ミカン科Citrus bergamia果実の皮を圧搾すると得られる緑色の芳香油.主成分は酢酸リナロールおよびリモネン0.881~0.888.1.464~1.468.オーデコロンや化粧水などに用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベルガモット油」の意味・わかりやすい解説

ベルガモット油
べるがもっとゆ
bergamot oil

イタリアアルジェリアチュニジアなどで栽培されるミカン科ベルガモットの果皮を圧搾すると収油率0.5%で得られる精油。その精油成分は酢酸リナリル、リナロール、アンスラニル酸メチル、リモネンである。特有成分としてベルガモチンおよびベルガプチンが存在している。オーデコロン香料、香粧品およびせっけん香料として用途が広い。

[佐藤菊正]

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世界大百科事典(旧版)内のベルガモット油の言及

【ベルガモット】より

…果実は果頂のとがった球形。果皮を圧搾して,淡緑色で強い芳香のベルガモット油をとる。化粧品とくにオーデコロンの原料として欠かせないし,セッケンの香料にも使われる。…

※「ベルガモット油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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