ベルナルド ウーセー(英語表記)Bernardo Alberto Houssay

20世紀西洋人名事典 「ベルナルド ウーセー」の解説

ベルナルド ウーセー
Bernardo Alberto Houssay


1887.4.10 - 1971.9.21
アルゼンチン医学者。
元・ブエノス・アイレス大学医学部教授。
ブエノス・アイレス生まれ。
14才でブエノス・アイレス大学に特別入学し、1904年に薬学部を卒業、その前から医学も学びはじめ、’11年には下垂体の研究で医学博士となった。’19年にブエノス・アイレス大学医学部生理学教授となり、同時に医学部の生理学研究所所長も兼ね、この研究所を国際的に有名にした。’43年に当時の軍事政権にとがめられ職を追われたが、’55年に復職した。内分泌腺に関する研究が主で、下垂体前葉ホルモンと糖質代謝との関係を明らかにし、コリ夫妻と共に、’47年にノーベル賞を受賞した。論文は500以上あり、研究生活以外でもアルゼンチンの医学教育や科学研究の推進に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android