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ベローリ Giovanni Pietro Bellori

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世界大百科事典 第2版の解説

ベローリ【Giovanni Pietro Bellori】

1613ころ‐96
バロック時代のイタリアの美術理論家で,古典主義の立場に立つ。ローマ生れ。古代ローマ美術の収集家,考古学者でもあり,その美術理論書と画家の伝記(《当代の画家・彫刻家・建築家の生涯》1672など)は,17~19世紀の美術アカデミーに強い影響力をもった。プラトニズム風の理想主義の立場をとり,ラファエロカラッチ,N.プッサンを称揚し,カラバッジョやG.L.ベルニーニを否定した。【木村 三郎】

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世界大百科事典内のベローリの言及

【マニエリスム】より

…バザーリとその同時代の理論書では,ミケランジェロとレオナルド・ダ・ビンチ,ラファエロの〈手法〉を知ることにより高度の理想美が実現できると考えられたが,これは,芸術表現において初めて,意識的に〈様式〉の自覚が行われたことを意味し,古代ギリシア以来のミメーシス(模倣)の理論に対する一つの変革であった。 しかし,17世紀のバロック古典主義,バロック自然主義のいずれもが,16世紀の主知的様式主義を芸術の堕落として敵視し,とくに美術理論家G.P.ベローリは,このマニエラを自然から離れた虚偽の人為的な芸術であり,芸術のデカダンスであると非難したため,新古典主義が主導権を握った17~18世紀を通じて,マニエラとマニエリスムの双方が著しく価値をおとしめられ,19世紀にいたるまで,マニエラは〈型にはまった同型反復〉,マニエリストは〈巨匠の模倣をする,創造性を欠く追従者〉として位置づけられた。マニエリスムの再評価は,19世紀後半以降1920年代にかけて,印象主義から表現主義,シュルレアリスムにいたる芸術運動の展開と呼応して行われた。…

※「ベローリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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