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ベンガル人 ベンガルじんBengali

翻訳|Bengali

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベンガル人
ベンガルじん
Bengali

バングラデシュおよびインドウェストベンガル州の基幹住民。形質的にはインド=アーリア系に属し,言語はベンガル語を話す。ウェストベンガル州の住民の大部分はヒンドゥー教徒で,インド文化史に大きな位置を占めるヒンドゥー・ベンガル文化を生み出した。一方,イスラム教徒のベンガル人はイスラム,ヒンドゥーの両文化を混合した独自の形態を発展させ,1947年インドから分離し,71年バングラデシュとして独立した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベンガル人
べんがるじん
Bengalese

インドの西ベンガル州とバングラデシュ共和国のイスラム教徒、ヒンドゥーの総称。形質的にも、言語的にも北インド平原のヒンドゥー、イスラム教徒と連続的である。米、ジュートをおもに作り、独立運動家チャンドラ・ボースなどの親日的な人が多かった。ムガル時代には後進的だったベンガル人がインド文化を担い始めたのは、コルカタ(カルカッタ)に植民地の首都を建設し、英語教育の中心であるカルカッタ大学が卒業生を大量に送り出した19世紀後半以降である。イギリス支配下で現地人官吏養成の急務にこたえる必要からベンガル農村のヒンドゥーを吸引し、拡大する植民地に拡散させる機能を、カルカッタ大学が果たしたからである。ベンガル人は積極的に西欧文化を受容し、民族主義の中核を形成しつつ、「ベンガル・ルネサンス」の創始者であるラーム・モーハン・ローイ、ノーベル文学賞受賞者タゴールなどの文化人を輩出させた。サタジット・ライに代表される現代ベンガル映画もこの文化的伝統につながる。経済的発展も著しく、コルカタは金融の一中心でもあり、インド最大のビルラ財閥に象徴されるように、ベンガル人の工業力はインド工業力の約半分を占めている。[佐々木明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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