ベンスジョーンズ蛋白質(読み)ベンスジョーンズたんぱくしつ(その他表記)Bence-Jones protein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベンスジョーンズ蛋白質」の意味・わかりやすい解説

ベンスジョーンズ蛋白質
ベンスジョーンズたんぱくしつ
Bence-Jones protein

グロブリンに属するヒト蛋白質で,正常時には認められないが骨髄腫骨肉腫骨髄性白血病など骨髄に関する病気のときに患者の尿中に検出される異常蛋白質。発見者であるイギリス医者 H.ベンスジョーンズの名にちなんで命名したもの。この蛋白質は,形質細胞のグロブリン合成機構に異変が起り,正常γ-グロブリンがつくられる途中中間のままで止ったとき,L鎖またはその二量体,ときに四量体として見出される。これを含む尿を加熱すると,60℃で凝固混濁し,温度をさらに上げると再び溶解して透明になる。

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