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ベーダーンタ ベーダーンタVedānta

翻訳|Vedānta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベーダーンタ
Vedānta

(1) ウパニシャッドの別名。ウパニシャッドはベーダの終り (アンタ) であることによる呼称。 (2) 古代インドの哲学体系の一つ。「ブラフマ・ミーマーンサー」ともいう。ウパニシャッドの考察を本来の使命とし,特にその中心観念であるブラフマン,アートマンの研究を主題とした。根本典籍は『ブラフマ・スートラ』で,この解釈をめぐって,さまざまな学派が生じた。シャンカラが最も代表的な哲学者。

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世界大百科事典内のベーダーンタの言及

【ウパニシャッド】より

…インド思想の源泉としてきわめて重要な文献である。バラモン教の聖典〈ベーダ〉の4部門のうち最終部門に相当するため〈ベーダーンタVedānta(ベーダの末尾)〉とも呼ばれたが,この別名は,のちに〈ベーダの極致〉と解釈されるようになった。〈ウパニシャッド〉の語義は,通説に従えば,〈近くに座るupa‐ni‐sad〉というサンスクリット動詞としての意味から転じて,師弟が対座して師から弟子へと伝達される〈秘義〉をさすようになり,さらに,そのような秘義を収録した文献をさすにいたったとされる。…

【ベーダ】より

…この名称は,森林を意味する語〈アラニヤaraṇya〉に由来する。(4)ウパニシャッド 梵我一如の思想を代表とするさまざまな哲学的考察を,主として問答形式で展開する文献で,〈ベーダの終末部〉あるいは転じて〈ベーダの窮極〉という意味で,〈ベーダーンタvedānta〉とも呼ばれる。 以上の4部門を4種のベーダのそれぞれが含むので,たとえば《リグ・ベーダ》は,これに属する4部門の総称であるのが本来であるが,狭義の〈ベーダ〉として,たとえば《リグ・ベーダ》が《リグ・ベーダ・サンヒター》を意味するように,それぞれのサンヒターを指して単に〈ベーダ〉ということが多い。…

※「ベーダーンタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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