優婆尼沙土(読み)ウパニシャッド(その他表記)〈梵〉Upaniṣad

デジタル大辞泉 「優婆尼沙土」の意味・読み・例文・類語

ウパニシャッド(〈梵〉Upaniṣad)

古代インドの宗教哲学書ベーダ文献の最後の部分なので、ベーダーンタ(ベーダの終わり)ともいう。宇宙人生を支配するブラフマン(梵)とアートマン(我)の一致を説き、輪廻りんねごう思想主張インド哲学源流となった。
[補説]「優婆尼沙土」とも書く。

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精選版 日本国語大辞典 「優婆尼沙土」の意味・読み・例文・類語

ウパニシャッド【優婆尼沙土】

  1. 〘 名詞 〙 ( [サンスクリット語] Upaniṣad )[ 異表記 ] ウバニシャット 古代インドの哲学書の一群バラモン教聖典であるベーダに付属する。長い期間にわたってつくられ、数が非常に多い。インド思想の根本である個人我(アートマン)と宇宙我(ブラフマン)の一致を説いた点が特色。その後の宗教、哲学に大きな影響を与えた。ベーダーンタ。

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