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ペット保険 ぺっとほけん

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知恵蔵2015の解説

ペット保険

ペットが病気やけがをした際、病院でかかる高額な医療費を補填(ほてん)するペット保険が登場、注目を集めている。欧米では一般的なペット保険だが、日本では非常に遅れており、多くのペットは、何の保障もないまま生活しているのが現状。動物病院での治療は、高額な治療費がかかるケースが多く、飼い主にとって大きな負担となっている。こうした飼い主のニーズをすくいあげる形で登場したのがペット保険で、日本では「ペット医療共済」としてベンチャー企業非営利団体が手がけ始めた。ペット共済には、大きく分けて3つの保障パターンがある。1つ目は、「定率保障型」で、かかった治療費の一定割合を保障するタイプ。人間の健康保険に相当する保険で、治療費の一部を保険が負担し、残りが自己負担になる。2つ目は「定額保障型」で、治療費に関係なく一定の金額を給付するタイプで、人間の生命保険と同じ仕組み。3つ目は、「実額保障型」で、定められた限度額の範囲で、かかった費用の全額を給付するタイプで、損害保険と同様の仕組みである。

(竹内文則 富士常葉大学教授 / 森岡英樹 金融ジャーナリスト パラゲイト・コンサルタンツシニア・リサーチ・アソシエイツ / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ペット保険
ぺっとほけん
pet insurance

ペットの病気やけがの治療にかかった医療費を補填(ほてん)する保険。定率補償と全額補償のタイプに大別される。定率補償の場合、実際にかかった治療費に対し、5割や7割といった一定の割合で保険金が支払われる。全額補償の場合、定められた限度内であれば、治療費全額が補償される。保険料はおもにペットの種類や大きさと年齢で設定される。保険会社と提携している動物病院であれば、病院窓口で自己負担分のみを支払えばよいケースもあるが、一般的には、全額を支払ったのち、書面などで申請して保険金を受け取る方法がとられる。保険が適用される病気やけがの種類、治療の内容、保険金の支払い回数、各種のサービスなどは保険商品ごとに異なり、契約時に確認する必要がある。また、従来はペットが満13~14歳になると、契約を継続できなくなる保険が多かったが、終身タイプが主体となりつつある。
 2012年(平成24)の保険契約件数は73万3570件(富士経済調べ)、また同年に日本全国で飼育されている犬猫の数は約2100万頭(日本ペットフード協会による推計)とされており、保険加入率は3%程度にとどまる。犬5頭に1頭の割合でペット保険に加入しているというイギリスやアメリカに次ぎ、日本は世界第3位の巨大市場とされるが、ペット保険への加入が浸透しはじめたのは2000年代に入ってからと、歴史はまだ浅い。2006年に保険業法が改正され、ペット関連団体などが独自に運営していた無認可のペット共済制度が廃止されるなど、免許や規制制度が整えられた。ペット保険を取り扱う保険会社は、少額短期保険会社か、一般の損害保険会社のみに事実上限られるようになった。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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