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ボツリヌス中毒 ボツリヌスちゅうどくbotulism

翻訳|botulism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボツリヌス中毒
ボツリヌスちゅうどく
botulism

腸詰中毒。ボツリヌス菌がつくりだす毒素によって起る食中毒。視力障害,散瞳,嚥下障害,呼吸困難,発語障害,唾液や汗,涙の分泌障害などを主症状とし,発熱はなく,意識は明瞭である。これは日本にはないとされていたが,1951年5月に北海道岩内町で「いずし」を食べて 14名が発病 (うち死亡4名) ,84年6月には熊本市内の食品業者が製造した「からしれんこん」による発病者が全国で 36名 (うち死亡 11名) 発生した事例が報告された。治療は抗毒素によって行われる。

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栄養・生化学辞典の解説

ボツリヌス中毒

 ボツリスムともいう.ボツリヌス菌の産生する毒素で汚染された食品を食べることによって起こる食中毒.神経症状を示す.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典内のボツリヌス中毒の言及

【ボツリヌス菌】より

…周毛性鞭毛をもち,運動性があり,土壌中に分布している。強力な菌体外毒素(ボツリヌス毒素)を産生し,この毒素によって重篤な食中毒(ボツリヌス中毒)がひき起こされる。本菌は,毒素に対する血清型別によってA~G型に分類される。…

※「ボツリヌス中毒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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