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ポサダ José Guadalupe Posada

大辞林 第三版の解説

ポサダ【José Guadalupe Posada】

1852~1913) メキシコの版画家。革命などを題材に、登場人物を骸骨で描く、鋭い批判精神を示す戯画的な作風で知られる。

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百科事典マイペディアの解説

ポサダ

メキシコの版画家。中央高原の都市アグアスカリエンテスで生まれた。少年のころ農場や陶器工場で働いたが,サーカスのポスターに触発されて絵を描きはじめ,やがて版画に傾倒していった。1887年以降メキシコ市の版元バネガス・アロヨのもとで,政治風刺やメキシコ革命の経過,犯罪,恋愛などさまざまな題材を号外新聞の挿絵で表現し,一種の挿絵ジャーナリストでもあった。版画は木版画より亜鉛板に鉄筆で直彫りしたものなどが多く,カラベラ(骸骨)を主題にしていることで知られる。素朴で力強い,多分に戯画化された作風は20世紀のメキシコ美術の発展に大きな影響を与えた。約1万5000点の版画,挿絵を残し,代表作に《ウエルタ(大統領の名)のしゃれこうべ》(1913年)がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ポサダ【José Guadalupe Posada】

1852‐1913
カラベラ(骸骨)の主題で有名なメキシコの版画家。その多分に戯画化された作風はリベラオロスコらメキシコ現代画家に強い影響を与えた。1887年以後メキシコ市の版元バネガス・アロヨのもとで政治風刺,メキシコ革命の経過,犯罪,恋愛物語,詩集など広範囲にわたる題材を号外新聞の挿絵として表現した。亜鉛板に鉄筆直彫りの技法などにより力強い表現で約2万点の版画,挿絵を残した。【加藤 薫】

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世界大百科事典内のポサダの言及

【漫画】より

…フランスのJ.カロ,イギリスのW.ホガース,スペインのゴヤ,フランスのH.ドーミエのすぐれた漫画がある。メキシコのJ.G.ポサダ(1852‐1913)は,今起こったばかりのできごとをよみ込んだ歌と組み合わせて漫画を印刷してビラをつくり,革命の進展の中で次々と送りだした。彼はスペインの侵入前からメキシコにあった骸骨への関心をとおして政治を見る。…

※「ポサダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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