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マイナデス Mainades

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マイナデス
Mainades

古代ギリシアで,バッカイとも呼ばれたディオニュソス (バッコス) 信女たちの呼び名。「狂女たち」の意味。入神の恍惚状態に陥り,獣皮をまといへびを帯代りに締めるなど,ほとんど裸体に近い姿で,きづたなどを頭に巻きつけ,手にテュルソスと呼ばれる霊杖を持って,歌ったり舞ったりしながら,群れをなして山野を駆け回った。手当り次第に野獣を生きたまま八つ裂きにして生肉を食い,人間がその犠牲になることもあったといわれ,神話では,ペンテウスオルフェウスラブダコスらが彼女らに八つ裂きにされて死んだとされている。

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百科事典マイペディアの解説

マイナデス

バッカイ,テュイアデスとも(単数形はそれぞれ,マイナス,バッケー,テュイアス)。酒神ディオニュソスの秘儀にあずかった,いわゆる〈バッコスの信女〉。キヅタの冠をかぶり獣の皮を着て,山野に踊り狂い,木を根こそぎにし,野獣を八裂きにして食う。
→関連項目オルフェウス

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世界大百科事典内のマイナデスの言及

【ディオニュソス】より

… いよいよ,人間にブドウの栽培を教えつつ,みずからの神性を認めさせてその祭儀を広める時が来た。彼はまず小アジアを征服,ここで獲得したおもに女性からなる熱狂的な信者たち(バッカイBakchai〈バッコスの信女〉,マイナデスMainades〈狂乱の女〉などと呼ばれる),またいつも彼につき従うサテュロスやシレノスSilēnosなどの山野の精を引き連れて,次はギリシアへと歩を進めた。途中,トラキアでエドネス族の王リュクルゴスに迫害されたのを皮切りに,ギリシアの各地で妨害を受けたが,それらはいずれも彼の神威の前には空しい抵抗にすぎなかった。…

※「マイナデス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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