マカパンスガト遺跡(読み)マカパンスガトいせき(その他表記)Makapansgat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マカパンスガト遺跡」の意味・わかりやすい解説

マカパンスガト遺跡
マカパンスガトいせき
Makapansgat

南アフリカ共和国化石人類遺残発見地。ポトギーテルスルスの北東 20km,有名なアウストラロピテクス遺跡であるステルクフォンテーン遺跡の北約 241kmにある。この地域は洞穴の多いドロマイトの崖で,長い谷を見おろしている。1947~62年にレイモンド・A.ダートによる石灰岩の採石用洞穴の調査で,約 40個体分の,きゃしゃな型の猿人であるアウストラロピテクス・プロメテウス(→アウストラロピテクス類)の遺残が発見された。時代は鮮新世後期から更新世前期(250万~300万年前)と推定されている。近くのヒース洞穴では,別の発掘で約 5万年前のカブウェ人型のホモ・サピエンスの子供の右下顎骨が出土している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む