「マクスウェル=ボルツマン分布」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…これらの成果を集大成した《電磁気学Treatise on Electricity and Magnetism》(1873)は物理学史上の画期を成した。 一方,《土星の環の理論》はケンブリッジ大学の1855年のアダムズ賞を受賞した論文であるが,この中で扱った多数の微粒子系に対する関心から《気体の動力学理論》をはじめとする一連の研究を展開,統計的な手法を使って気体分子の速度分布則(マクスウェル分布)を見いだし,さらにこれを基礎に気体の粘性係数が密度に依存しないことを導き,この係数の値から気体の平均自由行路を算出した。これらの成果は気体分子運動論を基礎づけ,統計力学の成立に重要な役割を果たした。…
※「マクスウェル分布」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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