マツカサキノコ(松毬茸)(読み)マツカサキノコ(英語表記)Pseudohiatula esculenta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マツカサキノコ(松毬茸)
マツカサキノコ
Pseudohiatula esculenta

担子菌類マツタケ目シメジタケ科。春から夏にかけて,林下の土に埋もれたマツの球果上に生じる。傘は径1~2.5cmで初め円錐状鐘形,のちに中央のやや盛上がった平らな形になる。表面は褐色ないし黄土色ひだは白色,胞子紋も同色。茎は長さ2~6cm。食べられるといわれている。北海道,本州に広く知られ,北アメリカ,オーストラリアヨーロッパにも分布する。なお,日本にはこの菌と同様の生態のものにマツカサキノコモドキ,マツカサシメジがある。前者晩秋より春にかけて,後者は冬に知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android