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マニプリ マニプリManipuri

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マニプリ
Manipuri

インドの舞踊。 18世紀マニプルのバギャチャンドラ王が,クリシュナ神の偉大さをたたえるために創作した。クリシュナ神話を題材として,満月の晩にヒンドゥー寺院内で演じられる。森の中のクリシュナと永遠の恋人ラーダーの密会の場面クンジャ・ラサ,クリシュナとラーダーが春の到来を喜ぶバサンタ・ラサ,クリシュナと牛飼いの輪踊りマーハ・ラサなどが知られる。演者は女性のみで,孔雀の羽根の冠,花飾りをつけ,黄色い袴,黒の上衣をつけたクリシュナの軽やかな動きと,筒状の絹のスカートに小さな鏡や宝石をちりばめ,白いレースのベールをかぶったラーダーと牛飼いたちの回転しながら水平に流れる動作や,蓮の花を表現するムードラ (手の表現) を繰返し,かかとをつけずに舞うのが特徴。ビシュヌ派宗教詩人の詩歌が流れ,プーン (太鼓) ,竹笛,シンバル,エスラジ (擦弦楽器) がやわらかい音楽を奏でる。

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デジタル大辞泉の解説

マニプリ(Manipuri)

インド東部、マニプル地方に伝承される舞踊。題材としてはクリシュナとラーダの物語が多い。

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世界大百科事典内のマニプリの言及

【インド舞踊】より

…13世紀ころからは地域ごとに異なる言語や文化が発達し,それぞれの舞踊の理論書や指南書が書かれた。この時代の舞踊は基本的には《ナーティヤ・シャーストラ》によりながら,他方,地域様式を成立させ,この地域様式が現在のバーラタ・ナティヤム,カタカリ,マニプリManipuri,オリッシOrissi,カタックなどの芸術舞踊へと発展していった。11世紀から12世紀ころまでは,シバ神を題材としたものが多かったが,ジャヤデーバによりクリシュナ神の物語《ギータゴービンダ》が書かれた後は,ビシュヌ神やその化身であるクリシュナ神を扱ったものが多くなる。…

※「マニプリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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