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マラシュ Maraş

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マラシュ
Maraş

トルコ中央南部の都市で,同名県の県都。アダナの北東 160km,中部山岳中のマラシュ山脈南麓の肥沃な小平野に位置し,ジェイハン川の上流が付近を流れる。アナトリア内陸とシリアを結ぶ各山道の南の出口に近い要地であって,前 12世紀にはヒッタイト王国の都市国家であった。その後アッシリア,ローマに支配された。7世紀にイスラムの支配下に入り,セルジューク・トルコを経て,1515年オスマン帝国領となった。輸出用のオリーブ油,香料,手織布などの軽工業が行われている。アダナ-マラティヤ間の鉄道に,支線で結ばれている。人口 12万 8891 (1975) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マラシュ
まらしゅ
Mara

トルコの小アジア半島中央南部にある内陸都市。カフラマン・マラシュともいう。マラシュ県の県都。人口32万6198(2000)。アフール・ダァウ山地の南麓(なんろく)に位置する。道路交通の要衝で、織物、オリーブ油などを産し、小麦、綿花などを集散する。紀元前12世紀のヒッタイト時代末期にマラクシMaraksiの名で現れ、以後アッシリア、ペルシア、ローマ、ビザンティン、アラブなどに相次いで領有されてのち、11世紀からはセルジューク・トルコ領に、また1515年以降オスマン帝国領になった。[末尾至行]

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