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マルティアヌス・カペラ Martianus Capella

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世界大百科事典 第2版の解説

マルティアヌス・カペラ【Martianus Capella】

365ころ‐440ころ
カルタゴで活躍した著述家。中世初期のラテン世界でよく読まれた書物《フィロロギアとメルクリウスの結婚について》を著した。この寓話的な本の中で,花嫁の侍女たちが自由七科について解説する。これら自由七科が中世の学問の中核になるのは,上記の本の影響と,のちのカッシオドルスが七科を修道院教育の基礎にしたことによる。【佐藤 徹】

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のマルティアヌス・カペラの言及

【中世科学】より

…5世紀になると,それまで細々と伝わっていたギリシア・ローマの科学の伝統を集大成して,いわゆる〈四科quadrivium〉(幾何学,天文学,算術,音楽)の摘要書をつくろうという動きが生じてきた(自由七科)。そのようなものとして,マクロビウス,マルティアヌス・カペラ,カッシオドルス,ボエティウス,イシドルスらの著作が挙げられる。これらの内容は,まだそれほど水準の高いものではないが,中世前期において西欧知識人の基本的な科学的教養を培ったものとして重要である。…

【分類】より

… 学問の分類は,プラトンの弟子のクセノクラテスが論理学,自然学,倫理学の三つに分け,アレクサンドリア時代に学問の分科が進んだので,ローマではこれを学ぶためにウァロが文法,論理学,修辞学,幾何学,算術,天文学,音楽,医学,建築学の9学科に分けた。5世紀にマルティアヌス・カペラが後の二つを落として自由七科ができた。17世紀初頭に新しい学問や技術の発展をふまえてF.ベーコンが新しい分類(図3)を始め,フランスの《百科全書》(図4)に引きつがれたが,19世紀にA.コントが歴史的,論理的順序による分類(図5)を提唱して,これが現在も大学の教科編成や図書の分類に用いられている。…

【ラテン文学】より

…古代ローマ精神の復活を図る世俗作家たちの代表格だった雄弁家シンマクスは,キリスト教に反対してアンブロシウスと論争し,また古典を学んでローマをたたえた詩人ルティリウス・ナマティアヌスも反キリスト教的であったが,しかし異教最後のラテン詩人クラウディアヌスには,もうそのような反抗はみられない。このほか5世紀初頭には文献学者マクロビウスや,いわゆる自由七科についての百科全書的記述によって,中世教育制度の基礎を築いた修辞学者のマルティアヌス・カペラがいる。さらに6世紀には,中世に聖書に次いで愛読された《哲学の慰め》の著者ボエティウスが,最後の世俗ラテン作家となった。…

※「マルティアヌス・カペラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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