マンガ原作のドラマ群(読み)まんがげんさくのどらまぐん

知恵蔵の解説

マンガ原作のドラマ群

テレビや映画界のマンガ原作依存症候群は、とどまる気配を知らない。2006年秋から暮れにかけて放送された「のだめカンタービレ」(原作・二ノ宮知子)は、演出そのものをマンガ風に誇張して話題となった。07年度に入ってからも「セクシーボイスアンドロボ」(黒田硫黄)、「バンビ〜ノ!」(せきやてつじ)、「LIAR GAME」(甲斐谷忍)、「花ざかりの君たちへ」(中条比紗也)、「ライフ」(すえのぶけいこ)、「山田太郎ものがたり」(森永あい)、「山おんな壁おんな」(高倉あつこ)、「働きマン」(安野モヨコ)、「有閑倶楽部」(一条ゆかり)などなど、話題作、ヒット作が目白押しだ。映画界でも60年代の手塚治虫の異色作「どろろ」が大当たり。妖怪ものの本家ともいうべき水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」も映画化された。このほか「夕凪の街桜の国」(こうの史代)、「天然コケッコー」(くらもちふさこ)、「僕は妹に恋をする」(青木琴美)、「吉祥天女」(吉田秋生)など、女性マンガ家の作品が数多く映像化されている。安直な制作姿勢という批判は少なくないが、世界観やキャラクターの性格付けがすでに出来上がっているうえ、原作のファン動員も見込めることから、この流れは当面続くとみられる。

(鈴木繁 朝日新聞記者 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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