吉田秋生(読み)ヨシダアキミ

デジタル大辞泉 「吉田秋生」の意味・読み・例文・類語

よしだ‐あきみ【吉田秋生】

[1956~ ]漫画家東京の生まれ。骨太の筆致や緻密なストーリー展開などで少女漫画新風を吹き込み、幅広い読者の支持を得る。心理描写のきめ細かさも評価が高い。代表作BANANA FISH」「吉祥天女きっしょうてんにょ」「河よりも長くゆるやかに」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田秋生」の解説

吉田秋生 よしだ-あきみ

1956- 昭和後期-平成時代の漫画家。
昭和31年8月12日生まれ。武蔵野美大在学中の昭和52年「別冊少女コミック」掲載の「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。58年「吉祥天女」「河よりも長くゆるやかに」で小学館漫画賞。平成14年「YASHA-夜叉-」で小学館漫画賞。映画化された「海街diary」が27年カンヌ映画祭長編コンペ部門にノミネートされる。青少年日常をリアルにえがく。東京都出身。作品はほかに「カリフォルニア物語」「BANANA FISH」など。

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百科事典マイペディア 「吉田秋生」の意味・わかりやすい解説

吉田秋生【よしだあきみ】

漫画家。東京生れ。武蔵野美大卒。在学中の1977年《ちょっと不思議な下宿人》でデビュー。1970年代アメリカの青年像を描いた《カリフォルニア物語》で人気を得る。《夢見る頃をすぎても》《河よりも長くゆるやかに》《櫻の園》などで若者の日常をリアルに描く一方,学園ホラー《吉祥天女》も発表。近作ニューヨーク舞台に天才不良少年とマフィア抗争を描いた長編《BANANA FISH》(1985年―1994年)がある。少女漫画には珍しい,乾いたタッチが特徴。

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