目白押し(読み)メジロオシ

デジタル大辞泉 「目白押し」の意味・読み・例文・類語

めじろ‐おし【目白押し】

メジロ樹上に押し合うように並んでとまるところから》
多人数が込み合って並ぶこと。また、物事が集中してあること。「今年は洋画の話題作が目白押しだ」
子供の遊びの一。大勢で横に並んで押し合い、列外に出た者がまた端に加わって押し合うもの。
[類語](1過密密集ぎゅうぎゅうぎしぎしぎちぎちきちきちぎっしりびっしりぎゅうぎゅう詰めすし詰め稠密ちゅうみつ

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精選版 日本国語大辞典 「目白押し」の意味・読み・例文・類語

めじろ‐おし【目白押】

  1. 〘 名詞 〙 ( 鳥、メジロが木にとまる時は、まるで押し合っているように並んでとまるところから ) 子どもが大勢横に並んで押し合い、押し出された者はまた外側について押し合うという遊び。転じて、大勢の人が先を争って並ぶこと。人がこみあって、押し合うこと。また、物事が集中してあること。目白の押し合い。「秋は学校行事が目白押しだ」
    1. [初出の実例]「おしかへす・けい馬の埒の目白おし」(出典:雑俳・雪の笠(1704))

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世界大百科事典(旧版)内の目白押しの言及

【おしくらまんじゅう】より

…地方によって〈おしあい〉〈おしあいしんじ〉〈おしくらまんぞ〉などの別称がある。《嬉遊笑覧》に〈めじろおし〉とあり,江戸期にはこの名もあったらしい。きわめて素朴な遊びで,壁や塀などに沿って1列になるか,円の区画内で相互に押し合い,列外,区画外に出た者は失格となる。…

【メジロ(眼白∥繡眼児)】より

…スズメ目メジロ科の鳥(イラスト)。全長約12cm。背面は暗黄緑色で,のどや下尾筒は黄色く,脇はブドウ色。腹は白い。眼の周囲に白い輪があるのが特徴。雌雄同色。日本,南朝鮮,中国東部,ベトナム北部,フィリピンなどに分布する。日本では北海道中部以南の各地に留鳥または漂鳥として分布し,低山帯の山林や雑木林にすむ。北日本では少なく,西日本や伊豆・小笠原諸島などの温暖な島嶼部に多い。広葉樹の林を好み,針葉樹だけの林には少ない。…

※「目白押し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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