ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マンティケイラ山脈」の意味・わかりやすい解説 マンティケイラ山脈マンティケイラさんみゃくSerra da Mantiqueira ブラジル南東部にある山脈。パライバドスル川の北西岸から急斜面をなしてそびえたつ山脈で,ミナスジェライス州の南境にほぼ沿って南西-北東方向に連なり,北東端はエスピニャソ山脈に続く。全長約 300km。最高峰はクリスタル山 (2798m) で,ほかにイタティアイア (アグリャスネグラス) 山 (2787m) ,ポンタン山 (2600m) などの高峰がある。森林限界をこえる山頂部を除くと大部分が原生林におおわれ,木炭の生産が行われ,斜面は牧牛に利用されている。イタティアイア山を中心とした一帯が国立公園に指定されているほか,斜面下部にはカンポスドジョルダンなどの避暑地があるため,サンパウロやリオデジャネイロなどから訪れる人が多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by