ミコノス(その他表記)Mikonos/Μύκονος

デジタル大辞泉 「ミコノス」の意味・読み・例文・類語

ミコノス(Mikonos/Μύκονος)

ギリシャ南東部、エーゲ海にあるミコノス島西岸にある港町同島玄関口であり、最も人口が多い。本土ピレウスや付近の島々フェリーで結ばれる。白壁パラポルティアニ教会、青い丸屋根をもつセントニコラス教会などがある。

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百科事典マイペディア 「ミコノス」の意味・わかりやすい解説

ミコノス[島]【ミコノス】

ギリシア南部,キクラデス諸島中の島。アテネの南東約150km。南西方にデロス島がある。山がちで,ブドウオリーブなどを産し,漁業が行われる。観光中心地。西岸の中心都市ミコノスには考古学博物館がある。85km2。約5000人。

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世界大百科事典(旧版)内のミコノスの言及

【キクラデス[諸島]】より

…鉱物資源にめぐまれ,大理石,黒曜石,金剛砂,鉄鉱石,亜鉛,銀,マンガン,硫黄,軽石などを産する。おもな島には,アポロンとアルテミス誕生の聖地として全ギリシアの信仰を集めたデロス島,酒神ディオニュソスとクレタの王女アリアドネの神話と結びついた群島中で最大のナクソス島,ギリシアで最も美しい純白の大理石を産したパロス島,海上交通の中心地シロス島,黒曜石を産し,また《ミロのビーナス》が発見されたミロス島,白壁の家と風車の島ミコノスMíkonos,火山島ティラThíra(サントリニ),その他アンドロスÁndros,ティノスTínos(テノス),シフノスSífnos,アモルゴスAmorgós,キトノスKíthnos,イオスÍos,セリフォスSérifos,ケアKéa(ケオス),シキノスSíkinosなどがある。
[歴史]
 ギリシア,小アジア,クレタをつなぐ海のかけ橋として,航海上の要地を占め,新石器時代からすでに小アジア系の人々が住み着いた。…

【住居】より

…各戸はパティオや屋上テラスをもち,道路とは階段で結ばれる。一方,ミコノスMíkonos島のように平坦な地形では,道路に沿って外階段やテラスが設けられる。階段下は便所や物置で上部はバルコニーになる。…

※「ミコノス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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