ムーサイオス

世界大百科事典 第2版の解説

ムーサイオス【Mousaios】

5世紀のギリシアの詩人,文法学者。生没年不詳。《ヘロとレアンドロス》と題する叙事詩体の悲恋物語(343行)の作者。内容は,アビュドスの若者レアンドロスが灯台を頼りに夜ごと海峡を泳ぎ渡り,セストスの乙女ヘロと逢瀬を重ねるが,嵐の夜,明りが消えて若者は溺死し,乙女は絶望して死ぬというもの。民話に取材した物語で,文体はノンノスを範とする。後世,C.マーローを初め,多くの作家に模倣された。なお,同名の人物でオルフェウスの弟子といわれる伝説的詩人も知られている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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