山川 世界史小辞典 改訂新版 「メアリ1世」の解説
メアリ1世(メアリいっせい)
Mary Ⅰ
1516~58(在位1553~58)
テューダー朝のイングランド女王,ヘンリ8世と最初の妃キャサリンの子。即位後,異母弟エドワード6世がとったプロテスタント化政策に真向から反対するカトリック復帰の政策を実行し,プロテスタントに対する苛酷な迫害を行い,「流血好きのメアリ」とあだ名された。国民の反対を押し切りスペイン皇太子(のちのフェリペ2世)と結婚し,フランスとの戦争に巻き込まれてカレーを失い,国民の不満と反感を買った。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報